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マタニティピラティス

マタニティピラティスって?

たくさんのピラティスエクササイズの中から、妊婦さんにとって安全で効果があるものを選んだり、またそれを妊婦さん用にアレンジしたものです。

目次

マタニティピラティスの安全とは?

①仰臥位低血圧症
 妊娠中期以降、仰向けに寝ると息苦しさを感じたりすることがあります。
仰向けに寝ることで大きくなっている子宮が下大静脈を圧迫し、心臓に血液が戻りにくくなることで低血圧になります。

 神経質になる必要はないと思いますが、仰向けになること、特に仰向け姿勢の多いマットピラティスでは注意が必要です。

②ホルモンの変化(リラキシン)
 出産に向けて、体中の靭帯を緩める作用があります。関節に(特にアンバランスな)負担をかけない工夫が必要です。

③体型の変化
 お腹が大きくなることで、非妊娠時と重心が変わります。バランスをとることがむずかしくなります。
 妊娠時、私は、いつもの調子で、片足上げて靴を履こうとして転んだことがありました(T_T)

マタニティピラティスの効果は?

①安全に運動ができる。
*体重のコントロールができる。
 栄養過多(肥満)の場合、妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病、微弱陣痛、巨大児など
 栄養過少(痩せ)の場合、早産、切迫早産、胎児発育不全、生活習慣病など、
 最近は過度なダイエットにより、低出生体重児が増加していることが問題視されています。
 赤ちゃんの為にも、栄養のあるものをしっかりと取り、運動で体重管理をお勧めいたします。

*出産にむけて体力をつけることができる。
 出産(分娩開始~胎盤娩出)にかかる時間は、一般的に、初産婦12~16時間、経産婦4~6時間と言われています。(個人差が大きい)
 私は、一人目の時に陣痛促進剤の投与で二日間かかりました(>_<)

*産後の体型を早く戻すことができる。
 一般的に、出産時に約5.5㎏、2~4カ月かけて4㎏低下。
 皮下脂肪が蓄積されるため、最終的に妊娠前よりも2~3㎏増加した状態で落ち着くことが多いので、無駄に体重を増やさない心掛けが必要かも、です。
 
②不快な症状を緩和することができる。
*姿勢がよくなる。
 お腹が大きくなることで、腰に負担がかかりやすい姿勢になります。またバランスをとるため肩が丸くなり、腰痛や肩こりなど起こりやすくなります。
 必要に応じバランス良く体を使うエクササイズをすることで、姿勢がよくなります。

*関節をバランスのよい筋力で適切な位置に保つことができる。
  股関節や恥骨のあたりの痛みを訴える方が多くいます。筋力のバランスを整えておくことで、痛みを防ぐことができます。特にマシンを使うことで無理な負荷をかけずに関節位置をよくすることが可能です。

いつから始められる?

もともとピラティスをされている方は、内容を変更しながら続けることが可能です。
妊娠されてから始める場合は、安定する16週以降をお勧めいたします。
どちらの方も、医師の許可を受けてください。
また、気を付けることは
*無理をしない、いつでも休憩をとる
*熱をもちやすいので、体温調整しやすい服装
*水分をとる
*いつでもトイレに!

当スタジオはパーソナルレッスンをお勧めしております。
*相談のうえ、期限を延長することができます。
*産後のケアにお使いいただけます。(産後検診にて医師の許可を得てから)
*オンラインレッスンとの併用もお勧めします。
 お子さまが小さくても、出歩きたくない時でも、レッスンを継続できます。

ピラティスで、快適なマタニティライフ・健やかな産後を応援いたします!