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ピラティスでぽっこりお腹撃退

”どうにかしてお腹を引っ込めたい”というご相談をいただきます。

”いくら涙ぐましい食事制限をしてもジムに通って筋トレをしても、ポッコリお腹が引っ込まない”と訴えます。

決してふくよかな体型ではないのにお腹が平らにならない…

ポッコリお腹 VS ピラティス

目次

なぜお腹が平らにならないのか~姿勢との関係~

しつこいお腹ポッコリは姿勢に大いに関係があります。
*骨盤が前に倒れている
*体全体が弓なりになって前に出ている
*骨盤が後ろに倒れている
が、主に上げられます。
それぞれのタイプで筋肉の固いところや伸びているところが違います。

筋肉は固いと強くて良いような気がしますが、実は、フィラメント(筋肉の筋原線維を構成する線維)が滑走して全体的に伸びたり縮んだりすることで初めて働くこと(体を動かす)ができます。
つまり伸び縮みが必要です。
筋肉だけでなく、筋肉を包む筋膜や、骨とつなぐ靭帯等も含めて伸び縮みする必要があります。

そのため、どのタイプも、縮んでいるところ、伸びているところのバランスを整える必要があります。
骨盤は、腿の骨の上にのっています。その関節を股関節といいます。
股関節の状態は骨盤周りのみならず、上体にも影響を与えます。
(実は上体を整えることも必要なのです。)

骨盤前傾タイプ

骨盤が前に倒れている
*腰部が固い
*股関節屈曲筋肉が固い
*腹部(腹筋群)側は伸ばされている
腹筋が伸ばされているためうまく働けない状態
腰部の固さに腹筋が対抗できない。
腹筋エクササイズをしても、腹筋ではなく、股関節屈筋が使われやすい。

弓なり姿勢

体全体が弓なり
*背面全体が短く固くなっている
*前面全体(腹部も含め)が伸びている
*股関節は伸展している
腹筋が伸ばされているためうまく働けない状態
腰部の固さに腹筋が対抗できない

骨盤後傾タイプ

骨盤が後ろに倒れている
*腹部が圧縮されている
*腰部も圧縮されていることがある
*股関節は伸展している
前側も背面も先ずは伸ばすことが必要
年齢により、圧迫骨折に注意が必要

姿勢は見た目だけではない

体は前後ろ(矢状面)だけでなく、左右(前額面)ねじれ(水平面)に動いているので、上記3つのパターン以外に、いくつものパターンがあります。

背面にある背骨(椎間板・椎骨・靭帯)に影響があるだけでなく、

腹部のスペース(肋骨や背骨についている横隔膜から骨盤底の間)には、肺と心臓以外の内臓があります。

背骨の隙間(椎間孔、上下の椎骨の間)は脳からの神経が通り、出入りし体のすみずみに張り巡らされます。

骨盤前傾タイプ Mさん

骨盤前傾タイプだったMさん。
とてもスレンダーな方なのに、お腹がポッコリと出ていました。
細身のワンピースを着ると妊婦さんと間違われると嘆かれていました。
笑い話ではなく切実なお悩みです。
食事制限をして、ジムに通ったといいます。
「お腹を引き締めたいと、腹筋エクササイズをすると、肩や首が痛くなってしまう。それどころか、さらにお腹が出て来てしまった。」ということでした。
腰部や股関節、力が入りがちな肩まわりにアプローチをするとともに、少しづつ腹筋を使うことにチャレンジしました。
お見事!パチパチパチ・・・❣

ピラティスでポッコリお腹を撃退

やみくもに、腹筋エクササイズや食事制限をする前に、自分の姿勢のパターンをまず確認しましょう。

ピラティスは筋トレでもただの体幹トレーニングでも腹筋を鍛えるエクササイズでもありません。
何歳からでも、安全に始められるエクササイズです。

努力を無駄にしないためにも、ピラティスで、賢く、効率的に綺麗な体を手にいれましょう。