BLOGブログ

ブログ

ピラティス肩こり改善

肩と首のコリに対応させていただきました事例です。

目次

当時の症状

50代の女性
*毎日ずっと、何年も肩から首にかけて痛む
*痛みがひどい時は頭痛をともない寝込むほど
*病院では、これといった診断はでず、痛み止めとシップを処方された
*月に数回、片道1時間半(往復3時間!)かけて整体院に通う
*疲れやすく、疲れると痛みもひどくなり、寝込むことが月に何度もある
以上のような症状、状況でした。

当時の動き・姿勢

背骨は通常S字カーブを描くものですが、
*骨盤が前方へ移動
*そのため背骨全体のS字カーブがなくなり、全体が弓なりのアーチ
*仰向けで頭を上げる動作はもちろんNG
*マシンのスプリングのアシスト(補助)があっても肩に力が入り、首がはる
*うつ伏せ姿勢は首がはる
*うでや足を動かすだけでも肩に力が入り、首がはる
そのような状況でした。

肩こり時の肩関節の状態

腕の骨上腕骨は肩甲骨と関節をつくり、そして肩甲骨は鎖骨と関節をつくり、そして鎖骨は胸骨と関節をつくります。
腕はいきなり肋骨など本体から生えているわけではありません。肩甲骨や鎖骨を介して体とつながっています。
そして本来、肩甲骨や鎖骨は、最大限自由に、しかも安定させて腕を動かすために働きます。

姿勢に影響されて、頭の位置が適切でない場合があります。
肩甲骨から背骨についている筋肉群が、腕を動かすためだけでなく、頭の位置を調整するという本当はやらなくてよい仕事まで受け持たなければならなくなります。
やらなくてよい仕事、オーバーワークです。
これが肩こりの原因の一つです。

ピラティスでできること

姿勢を整えることが一番!それにはまず腹筋を使える状況にすることでした。
だからと言って腹筋運動をするわけではありません。

まずは呼吸を整えること。
当時は浅く、肩が上下するような呼吸をされていました。
痛みによってできたガチガチになった外のガードをとること。
股関節、頭痛、肩の位置を、可能な範囲でよいポジションにしていくこと。
日常動作で肩、首に負担をかけない体の使い方を身につけていくこと。

マシンを使ってアシストをしながら、痛みや力みのでない範囲で様子を見ながら進めました。

現在

あれから1年半ほど経ちました。
当初は週1回のペ-スでした。その後は月に2回、現在は月に1度程度でお越しいただいております。
*痛みやはりがでることが数える程度になった
*痛みによって寝込むことがなくなった
*疲れにくくなった
*以前では痛みがでそうな状況下でも、持ちこたえることができる
*肩首周りに「血が流れてる!」(笑)

以前は「セッションの日が待ち遠しい」と思うほど楽になったと感じたそうですが、今のご来店のタイミングは「そろそろ不調になりそう」または「動きたくなってきた」という時にお越しいただいています。
先日は「ん?首のどちら側がいたかったんだった?」と言ってお笑いになるくらいでした。
Happyな笑顔をいただいて、私もHappyです。